あっしゅく
圧縮
モノなどを強い力で押し付け圧力を加えることで、体積を小さくすることを言います。リサイクルの森プラスチック圧縮梱包施設では、容器包装プラスチックを圧縮して体積を小さくすることで、たくさんの量を運べるようにしています。
あーるでぃえふ
RDF
RDF(RefuseDerivedFuel/廃棄物固形燃料)は、ごみを有効に利用するために、家庭から出る生ごみ、紙類、プラスチックごみなどを加熱、圧縮して固めた燃料のことを言います。桑名広域清掃事業組合では、令和元年9月15日まで、RDFを製造していました。RDFは、三重県企業庁の発電所に送られて電気を作るための燃料になっていました。令和元年9月16日からは、可燃ごみ焼却施設で、ストーカ方式によりごみを燃やして電気をつくり、灰をリサイクルする処理方法になりました。
えあかーてん
エアカーテン
空気の流れでつくる目に見えないカーテンのことです。リサイクルの森可燃ごみ焼却施設では、プラットホームへの出入り口にエアカーテンが設置され、ごみ収集車などが出入りする際に、なかの臭いが外にもれないように工夫されています。
えこのまいざ
エコノマイザ
ボイラの出口に設置します。ボイラでは、ごみを燃やしたときに出る熱を利用して高温・高圧の蒸気を作りますが、蒸気を作ったあとの余熱を利用して、ボイラに送る水を温めます。このように、ごみ処理の流れのなかでは、熱やエネルギーを有効に活用しています。
えすでぃーじーず
SDG‘s
SustainableDevelopmentGoals(サステナブルデベロップメントゴールズ/持続可能な開発目標)を省略した言い方です。
2015年9月に、国連サミットという国際的な会議が開かれて、いろいろな国の首相など、リーダーが集まり、国際社会共通の目標を決めました。
世界にはたくさんの国があり、いろいろな人々が生活をしていますが、貧しく学校に行って勉強できない子どもたちがいたり、十分に食事をすることができない人たちもいます。
また、水や空気の汚れで困っている地域や、資源を取りすぎて、環境が破壊されている地域もあります。
2030年までに世界中の人々が豊かに幸せに暮らせることを目指して、17の目標を作りました。
ものを大切に最後まで使うことでも、目標達成に協力できます。
えねるぎー
エネルギー
エネルギーとは、ものが持っている「仕事をする力」のことを言います。わたしたちのまわりには、太陽、火、光、熱、風、音など、たくさんのエネルギーがあります。私たちが活動するためにもエネルギーが必要です。ここリサイクルの森でも、ごみを燃やすことで発生する熱エネルギー、太陽光などの自然エネルギーを効率的に利用しています。
えんかすいそ
塩化水素
ごみを燃やすとき、ごみに含まれる塩素が炭酸ガスや二酸化硫黄などと反応して、塩化水素ガスが発生します。刺激臭のある気体です。要監視基準値と運転基準値を設定し、確実に除去します。
かねつき
過熱器
過熱器は、ボイラ本体でつくられた蒸気をさらに加熱し、高温高圧の蒸気にする装置です。
かねんごみ
可燃ごみ
燃やして処理をするごみです。おもに生ごみや木くず、ゴム製のごみ、汚れてリサイクルのできない紙くず、プラスチック製品などがあります。分別は、お住いの地域の分別ハンドブックを参照してください。
かんきょう
環境
人や生き物をとりまいているまわりの状況のことです。たとえば、自然環境は、大気・水・土壌・地質・天候など、人の手が入らないものごとや状況のことです。
きゅうじんそうち
給じん装置
ごみを焼却炉に送り出すための装置で、焼却炉の入口付近にあります。
くれーん
クレーン
人の力では動かすことのできない重たいものを移動させるための装置です。リサイクルの森可燃ごみ焼却施設にあるごみピットでは、クレーンにバケットとよばれる大きな爪を持つ設備を取り付け、ごみを混ぜたり、焼却炉にごみを投入する仕事をしています。一度に最大3.5トン程度のごみをつかむことができます。
けいりょうとう
計量棟
ごみ収集車や一般の持ち込みの車が、車ごとごみの重さをはかる計量器が設置された場所です。入口では、車の重さとごみの重さをはかります。その後ごみを捨て、出口では、車の重さだけをはかります。入口と出口の重さの差がごみの重さになります。
げんりょう
原料
物を作るためのもとになる素材のことを言います。完成した製品等を見たときに、もとの素材の原型がないものは原料、もとの素材の原型があるものを材料と言います。
こんしぇるじゅ
コンシェルジュ
コンシェルジュとは元々フランス語で、管理人という意味の単語でした。現在では、ホテルの世話係などのように総合的に案内などを行う人の職種名として使われることが多くなりました。リサイクルの森には、ごみ処理や3R(すりーあーる)について、地域の皆さまと一緒に考え学んだり、施設の案内役をつとめるコンシェルジュがいます。
ごみしゅうしゅうしゃ・ぱっかーしゃ
ごみ収集車・パッカー車
ごみを集める車をごみ収集車・パッカー車といいます。車の後に板があり、ごみをつぶしながら車のなかに押し込むしくみになっています。ごみを集めたら、リサイクルの森に運んできます。
生ごみなど、水分が多いごみからは、汚れた水が出るため、道路などに流れてしまわないようにタンクが設置されているなど、工夫されています。
ごみとうにゅうほっぱ
ごみ投入ホッパ
ごみピットでよく混ぜられたごみは、ごみ投入ホッパから焼却炉に投入されます。リサイクルの森可燃ごみ焼却施設には、2つの焼却炉があり、それぞれにごみ投入ホッパがあります。
ごみのぶんべつ
(ごみの)分別
おうちから出るごみを、ごみの処理のしかたによって、種類ごとに分けることをいいます。
地域ごとに分け方が決まっています。桑名市、木曽岬町、東員町では、「ごみの出し方ハンドブック」を作って、住民の皆さまに配布しています。
リサイクルの森のホームページでも見ることができます。
ごみぴっと
ごみピット
ごみ収集車が集めてきたごみを投入し、ためておくところです。リサイクルの森可燃ごみ焼却施設のごみピットは、ごみを受け入れる受入部とごみをためて混ぜる貯留部に分かれています。
ごみをもやすおんど
ごみを燃やす温度
有害なダイオキシン類の発生をおさえるため、ごみを燃やすときの温度は850℃以上(900℃以上が望ましい)で、燃やすこととされています。
さいしゅうしょぶんじょう
最終処分場
最終処分場は、ごみを燃やしたあとの灰や、細かく砕いた不燃ごみなどのうちリサイクルできないごみを埋め立てるための施設です。リサイクルの森ではごみを燃やしたあとの灰は100パーセントセメントにリサイクルしています。
さすてぃなぶる
サスティナブル
サステナビリティ(Sustainability)とは、「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」を意味します。サステナブル(Sustainable)とは、本来は「維持できる」「耐えうる」「持ちこたえられる」を意味する形容詞です。
ざんさ
残さ
溶かしたり、ろ過したりしたあとに残る不溶物や残りかすのことを言います。
しげん
資源
生産活動のもととなる物資。ごみをリサイクルして、再び原材料やエネルギーとして利用することを再資源化と言います。
しゅうじんそうち
集じん装置
ごみを燃やすときに出る排ガスをきれいにする装置です。内部には264本のフィルターが設置されています。
しーとしゃったー
シートシャッター
金属ではなく、布やプラスチックなどのシートで作られたシャッターのことをいいます。リサイクルの森では、プラットホームの2つの扉のうち、内側に使用されています。高速で開閉するため、ごみの臭いを外にもらさないようになっています。
じぇっとぱっかーしゃ
ジェットパッカー車
ジェットパッカー車は、粉状のものをタンクに積み運搬する車両です。リサイクルの森では、飛灰を輸送するときにジェットパッカー車を利用しています。
じせんき
磁選機
磁石の力を使って、鉄分を取り出す機械です。取り出した鉄は、リサイクル工場で、再生資源として利用されます。
じゅんかんがたしゃかい
循環型社会
自然界の天然資源採取をできるだけ減らし、ごみになるものをできるだけ出さない、ものを大切に使いきる、資源を再利用する社会のことを言います。実現するには、一人ひとりが3R(すりーあーる)の取り組みを進めていくことが重要です。
じょうき
蒸気
液体が蒸発して気体になった状態のことを言います。水蒸気は水が蒸発したものです。やかんでお湯を沸かし沸騰したときに、やかんの吹き出し口近くの目に見えない透明の部分が水蒸気です。
じょうきたーびん・はつでんき
蒸気タービン・発電機
蒸気タービンは、高温・高圧の蒸気をタービンに当てることで、回転する力に変換する装置です。回転する力は発電機で、電力に変換されます。自転車をこぐとライトに明かりがつくしくみと同じしくみです。
じょうきふくすいき
蒸気復水器
発電に使ったあとの蒸気を水に戻す装置です。発電で弱まった蒸気がパイプを通っていて、下からファンが回転し風を送って冷やすことで、蒸気は水に戻ります。水が蒸気になり、また水に戻るというのを繰り返すことで、水も大切に使っています。
すとーかほうしき
ストーカ方式
リサイクルの森の焼却炉は、ストーカ方式とよばれるタイプの焼却炉です。
ストーカ方式の焼却炉は、火格子とよばれる高温の熱に強い金属の板が階段のように並んでいて、一つおきにゆっくりと前後に動いています。
前後にゆっくりと動くことで、ごみを少しずつ前に送り出すことができます。焼却炉は、ごみをしっかりと乾燥させる乾燥帯、850度以上の温度でしっかりと燃やす燃焼帯、完全に灰になるまで燃やす後燃焼帯の3つのゾーンに分かれています。
ごみピットでよく混ぜられて均質になったごみを時間をかけて燃やすことで安定・安全なごみ処理を行っています。
たいき
大気
地球をとりまく気体の層のことで、窒素・酸素が主成分です。太陽からの有害な紫外線をさえぎり、地球から宇宙への熱の放散を防ぎます。
だいおきしん
ダイオキシン
ダイオキシン類は、ものを燃やす過程などで自然に生成してしまう物質です。環境中には、非常にわずかですが、広く存在しています。
ごみを燃やす過程で生成されるダイオキシン類は、集じん装置などで確実に除去します。
だっきき
脱気器
低圧蒸気復水器で、蒸気を水に戻したあと、脱気器で水に溶けている酸素を取り除きます。
酸素が多く含まれていると、ボイラや配管などがいたんでしまうためです。
だんぴんぐぼっくす
ダンピングボックス
一般の方がごみを持ち込んだときは、ごみピットに直接ごみを入れるのではなく、ダンピングボックスを利用していただきます。ダンピングボックスにごみを置き、傾斜させることで、ごみを投入できるため、落下などを防ぐことができます。また、一度ごみを広げることができるため、誤って不適物が混入することを防ぐこともできます。
ちっそさんかぶつ
窒素酸化物
窒素の酸化物の総称であり、通称ノックス(NOx)とよばれています。高温で、物が燃えるときに空気中の酸素と窒素が化合してできます。ごみ処理施設では、排出基準が定められていますが、リサイクルの森では、国が定める基準値よりもさらに厳しい管理値を設け運営しています。
はいがす
排ガス
ごみを燃やすときに出るガスを排ガスとよんでいます。排ガスには、ばいじん、硫黄酸化物、塩化水素、窒素酸化物、ダイオキシン類などの有害な物質が含まれるため、集じん装置や薬品等により、きれいな状態にします。
はいがすきせいち
排ガス規制値
ごみを燃やすときに出る排ガスの中には、ばいじん、塩化水素(HCl)、硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、ダイオキシン類などの有害な物質が含まれています。法律で排出濃度などが規制されています。リサイクルの森では、法律よりもきびしい規制値を設定し監視をすることで、安全にごみ処理を行っています。
はいき(ぶつ)
廃棄(物)
廃棄は捨てることをいいます。廃棄物は、捨てられるもののことで、ごみのことをいいます。
はいねつ
廃熱
機器類などの内部で発生した熱を排出すること、または排出された熱のことを言います。ごみを燃やすときには高温の熱が発生しますが、熱を利用して電気を作るなど、廃熱を有効利用しています。
はさいき
破砕機
ごみなどを細かく砕くための機械です。リサイクルの森のリサイクルプラザでは、不燃ごみと不燃性の粗大ごみを細かく砕くために使われています。可燃ごみ焼却施設では、木でできた家具など、可燃性の粗大ごみを細かくする機械があります。
はつでん
発電
ごみを燃やしたときに出る熱を利用して、ボイラ内で高温高圧の蒸気をつくり、蒸気タービンを回して発電します。1時間当たりの最大の発電量は3,080kWhです。
ひばい
飛灰
ごみを焼却炉で燃やすときに、排ガスが出ます。排ガスには、チリやホコリのような細かい灰が混ざっています。この灰が、排ガスが汚れを取り除く集じん装置という機械を通るときに、集められます。これを飛灰といいます。飛灰は、有害な物質が混ざっているため、密閉式のタンクにためられます。
ふてきぶつ
不適物
収集されたごみの中に混ざって捨てられていた処理できないものを不適物といいます。
不適物の混入は、機械の故障や事故の原因になる場合がありますので、ルールを守ってごみの分別をお願いします。
ふねんごみ
不燃ごみ
燃やさずに処理をするごみです。おもにガラス製品や金属製品などがあります。びんや缶などは、ルールに従って分別して、決められた場所に出すことで、リサイクルすることができます。分別ルールは、住んでいる場所によって決まっていて、分別ハンドブックにルールが書かれています。
ぷらすちっく
プラスチック
石油を原料にして作られる合成樹脂のことを言います。熱や圧力によって形を作ることができるため、生活のさまざまな場面で多く利用されています。レジ袋やペットボトル、容器などでもよく利用されています。
便利な素材ですが、使い捨て製品も多く、社会問題にもなっています。マイバッグを利用したり、水筒などの繰り返し使える道具を利用することで、プラスチックの使用を減らすことができます。
もちろん、正しく分別することが重要です。リサイクルの森では、容器包装プラスチックをつぶしてブロックにする処理を行っています。
ぷらっとほーむ
プラットホーム
ごみ収集車がごみを集めて集まってくる場所です。集めたごみは、ごみ投入扉から、ごみピット受入部に投入します。
ぼいら
ボイラ
水を加熱して蒸気を発生させる装置です。リサイクルの森可燃ごみ焼却施設では、ごみを燃やしたときの熱をボイラで利用し、高温・高圧の蒸気をつくります。
もふりん
モフリン
「リサイクルの森」マスコットキャラクター。
リサイクルの森見学者コースやイベントの時などに登場します。森の仲間たちのリーダー役です。
仲間たちや皆さんと一緒に、ごみのことや3R(すりーあーる)のことを勉強していきます。
もりのなかまたち
森の仲間たち
リサイクルの森のリーダーモフリンの仲間たちです。モフリンと一緒にごみのことや3R(すりーあーる)のことを勉強中です。
ようきほうそうぷらすちっく
容器包装プラスチック
商品を包んだり、入れたりするためのプラスチック製の容器のことをいいます。
正式にはプラスチック製容器包装といいます。
リサイクルの森では、プラスチック圧縮梱包施設で、容器包装プラスチックをつぶして、ブロック状に固める処理をしています。ブロックは、リサイクル工場に運ばれて、リサイクル材料や製品になります。
りさいくる
リサイクル
リサイクルとは使い終わったものをもう一度資源にもどし製品を作ることです。
正しく分別をすることで、より多くの資源を有効活用することができます。
るーぷこいる
ループコイル
車の金属でできた部分に反応するセンサーです。
プラットホームへの出入口とごみを入れる扉の前に取り付けられています。車が通ると金属に反応して、自動的に扉が開きます。
わーくしょっぷ
ワークショップ
参加する人が実際に作ってみたり、体験することで、学習することです。リサイクルの森では、体験教室やイベントを開催します。いっしょに工作やゲームを楽しみながら、ごみや環境について、知ることができるよ。